株式会社エヒメスポーツエンターテイメント
2025.10.23

昨日は、「地方創生、街づくり、社会づくり」のフォーラムを聴きに行きました。その中の第一部
「ローカルビジネスの可能性」〜M&Aが拓く、地方創生の新潮流〜
が非常に面白く、今後のプロバスケチームづくりの参考になりました。
kintone、サイボウズofficeなどの製品でグループウェア事業を展開しているサイボウズ株式会社がM&Aで愛媛オレンジバイキングスのバスケットチームのオーナーになりました。全くの異業種からバスケットチームを経営・運営することになったのです。しかも今年の6月からです。なぜ、地方のバスケットチームに投資したのか?をパネルディスカッションで話されていました。
パネルディスカッションのパネラーは、サイボウズの社長青野慶久氏、ストライク社長の荒井邦彦氏、
B .LEAGUEチェアマン/日本バスケットボール会長の島田慎二氏の3名でした。
Bリーグチェアマンの島田慎二氏の30年構想が地域創生にマッチしています。来年から発足するB.プレミアリーグに入るための条件がいくつかあり、
①年間集客数は平均4,000人/月以上
②5,000人以上収容可能なホームアリーナを地域に持つ
③年間売上を12億以上で営業利益をあげる
④選手のサラリーキャップ制、ドラフト制の導入
などが主な変更点です。
沖縄ゴールデンキングスのホームアリーナで日本初の本格的バスケアリーナである沖縄サントリーアリーナの開業が令和3年(2021年)2月26日でした。それを機に沖縄のバスケット熱は沸騰し動員観客数も増え続け、それに伴いゴールデンキングスもBリーグで優勝するまでに強くなり、さらにサポーターも増え、スポンサーも増えていると聞いています。まさにバスケットが生み出した沖縄創生であり、他県からの観客による経済効果もかなり大きくなっているようです。
その後、群馬県の太田アリーナ、佐賀県の佐賀アリーナ、船橋市のララアリーナ、ハピネスアリーナ長崎、神戸市のTOTTEI G LIONアリーナ、名古屋市のIGアリーナ、東京都江東区青海のトヨタアリーナ東京などが開業しました、さらにアリーナ構想や計画、設計中、建設中を含めて全部で30以上あります。
島田チェアマンによるとこのアリーナの多目的活用が地域に必要であり、地域の活性化や経済の成長につながり人口減少の歯止めにも貢献していくと話していました。魅力ある街づくりは地域の特性を活かすことに加えてエンタメのある街、スポーツが観戦できる街を目指して産官学が一体的に進めていくべきなんですね。進めていくには地域の中の誰がやるか???ですね。
感動が生まれ、自然と健康になっているアクティブシティ構想、楽しみです。AIとDXも混ぜ合わせて地域の活力がもっともっと大きくなるようなバスケットチーム構想を膨らませていきたいです。


